妊婦はインコを飼ってはいけない?妊娠中に言われた「オウム病」「迷信」の話

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妊婦はインコを飼ってはいけない? セキセイインコ

みなさん、こんにちは!
セキセイインコ大好き人間!
ころみ♪(@koromiiiii)です

先日当ブログに「オウム病」に関しての質問が寄せられました

その方はインコを飼うにあたり「オウム病感染」を心配されているようでした

オウム病はオウム病クラミジア(Chlamydia psittaci 以下C. psittaci)による人獣共通感染症である。

感染様式としては、病鳥の排泄物からのC. psittaciの吸入が主体であるが、口移しの給餌や噛まれて感染することもまれにある。

飼育しているトリから複数の家族が同時に感染し発症する家族内発生も、ときに認められる。

オウム病の潜伏期間は1〜2週間で、急激な高熱と咳嗽で発症する。

軽症の気道感染から、肺炎や髄膜炎までの多様な病態を含む。

市中肺炎における頻度はさほど高くはないが、中等症までの非定型肺炎と原因菌不明の重症肺炎では、必ず鑑別に入れる必要がある。

出典元:国立感染症研究所

ようするに鳥から人へと感染する病気です

インコ飼いさんなら一度は耳にしたことのある病気ではないでしょうか?

ちなみに、インコが感染した場合は「鳥クラミジア症

人が感染したら「オウム病」と呼ばれています

私はコメント欄よりこう返答しました

人のオウム病は国内の年間報告数がかなり少ないそうです

 

しかしそれは「数件はある」という意味ですから、100%大丈夫!とは言いきれません(^-^;

 

うちの場合、飼っているインコがオウム病になったことはありません
また、私たち家族や、周りでインコを飼っている知り合いにも発症した人はいません

インコから何か病気を感染させられた事は一度もありません

 

口移しでなにかあげたりすると感染する…とか聞いたことありますが~
(しないようにしています)

 

健康なヒナをお迎えして、日々ケージを清潔にしておけば大丈夫かな?と思っています

返信した後…そう言えば…

私が息子を妊娠した時、割と多くの人から

妊婦は鳥を飼ってはいけない。

病気がうつると大変だから手放した方がいい。

と言われた事を思い出しました

そんな事初めて聞いた私、めっちゃびっくりしました

今でもネットで「妊婦 インコ」で検索すると

  • 妊婦さんはオウム病に注意!
  • 鳥を飼っている妊婦さんは要注意!
  • 妊娠中にインコを飼ってた方いますか?

など…「妊婦」と「インコ」の関係について様々な情報が羅列されます

今一度「オウム病」について、また「妊娠中にインコを飼ってもいいのか問題」について今の自分の考えをまとめてみようと思います

私は獣医さんでもインコの専門家でもありません
今までインコを飼ってきた経験などから記事にしています
ご了承ください
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妊娠したらインコは手放すべき?

妊婦は鳥を飼ってはいけない

誰に言われたかというと…

  • 夫の父方の祖母
  • 義母・実母
  • 近所のおばさま達

などです

特に夫の父方の祖母からは義母経由で何度も何度も言われました

なんでだめなんですか?

飼っていたらどんな悪いことがあるんですか?

と質問しても

ただただ「良くない」とのお答え

 

妊娠当時私はアロハ君という男子セキセイインコを飼っていました

タイトル画像は妊娠中の私とアロハ君です♪

アロハ君についてはこちら↓の記事をどうぞ!

インコを看取るその2 ずっと後悔…精巣腫瘍で亡くした男子セキセイインコの事
精巣腫瘍で亡くした男子セキセイインコの事。精巣腫瘍になった原因・初期症状・治療・闘病記。自責の念を込めて…インコの死から学んだ体験記です。

アロハ君は私の鳥の彼氏

手放すなんて考えられません!

近所のおばさま達からは「鳥から病気がうつる」と言われました

「何の病気ですか?」と尋ねると「それは知らない」

私は昔からインコを飼っていたので「オウム病」かな?とすぐ思い浮かべました

 

義母もその説は聞いたことあったそうで不安がっているし

なんなら超インコ好きの私の母まで

大丈夫かね~?

と言うありさま!

義母にとっては初めての内孫、実母にとっては初孫という事もあり、二人共かなりナーバスになっていたようです

アロハ君を手放すことなんて絶対できない…

でもひょっとして妊婦がインコを飼うと何かリスクがあるのかもしれない…

もやもやした気持ちでいたくないので獣医師さんと産婦人科の先生に尋ねてみました

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獣医師・産婦人科医からのアドバイス

まず産婦人科の先生に聞いてみました

皆さん「オウム病」の事を心配されているのですね

口移しでご飯をあげるとか、必要以上にベタベタしない限り大丈夫だと思います

100%大丈夫!とは言えませんが、そんなに心配しなくても良いですよ

インコを手放さなくてはいけない、なんてことはありませんよ

と言うようなお答えでした

 

次にアロハ君がお世話になっている動物病院の先生に聞いてみました

アロハ君は健康だし、妊娠するずっと前から一緒に暮らしているから大丈夫ですよ

もうされていると思いますが、ケージを清潔にして、フンを触った手で何か食べたりしないようにしてください

先生達からのアドバイスを聞いて、私は安心しました

飼わない方がいいとアドバイスくださった方々にも説明して、そのままいつも通りにアロハ君と暮らす事にしました

そして何事もなく無事に息子を出産しました!

迷信説

動物病院の先生は興味深い事もおっしゃいました

昔は鳥を室外で飼うなど、餌や、飼育環境の悪さから短命でした

 

それで「鳥=すぐ死ぬ」という縁起が悪いイメージで迷信的な言われようをされてきたのかもしれませんね

 

死産とか産後早くに亡くなるとか…想像から広まったのかもしれませんね

なるほど…祖母はこれに当てはまりそうだな…

と思いました

結局祖母はずっと「鳥は良くない説」を言い続けていましたが~

遠くに住んでいるし、義母がなんとか取り繕ってくれました

私の事を心配されてのアドバイスだとは重々承知でしたが…

言われる度になかなかのストレスでしたよ…(笑)

オウム病について

オウム病について日本産婦人科医会のHPに詳しい情報が掲載されていました

私は知らなかったのですが、2017年にオウム病感染により妊婦が死亡したそうです

国内初のケースだったそうで、当時妊娠されていた方の中では話題になっていたのかもしれません

その件を受け発表された情報のようです

  • オウム病は稀な疾患でクラミドフィラ・シッタシという病原体による感染症です
  • 日本では発症者は全国でわずか年間20~30例ほどです
  • オウム病は主に鳥(オウム、インコ、ハトなど)のほか(ウシ、ヒツジ、ヤギなど)の動物の分泌物・排泄物などから人へ感染します
  • 日本にいる鳥(オウム、インコ、ハトなど)の5~20%ほどがオウム病病原体を保有しているとの報告があります
  • これらの病原体を持つ鳥類等と接触してオウム病になる確率は不明ですが、頻度は低いとされています
  • 潜伏期(接触から発症するまでの期間)は1~2週間です
  • 症状は急激な発熱でインフルエンザに似たような症状から始まるとされています
  • 妊婦は重症化する傾向があり、胎児の死亡も報告されています
  • 妊娠した女性は鳥や動物との不必要な接触(特に口移しなどの濃厚な直接接触)は控えることが大切です(ほかにも様々な病原体もありえますので)
  • 感染したかどうかの検査は血液で可能ですが一般的には症状も出てない場合には検査の必要もなく、心配ないものとされています(潜伏期、症状等が合致している方はかかりつけ医に相談してください)
  • 今回の報道から妊娠している方々には驚かれている方が多いとは思いますが過剰には心配されませんようお願いします

出典元:日本産婦人科医会

鳥以外の動物からも感染するんですね~

また以下のようなコラムもありました

咳き込むオウム病は、オウム病クラミジア(Chlamydia psittaci)が原因の人獣共通感染症です。

飼育しているオウムやインコ、ハトなどが主な感染源で、口移しで餌を与えたり、鳥の糞など排泄物中に含まれる菌を吸入するなどして感染します。

人が感染すると、1~2週間の潜伏期間を経て、突然の悪寒を伴う発熱や咳、頭痛、全身倦怠感など風邪やインフルエンザに似た症状が出ます。

症状が進行すると、気管支炎や肺炎を発症し、重症化して多臓器不全などで死亡することがあります。

とくに妊婦は、体力(抵抗力)が弱くなっていて、胎児にも悪影響を与える恐れがあります。
妊婦が感染すると、肺炎や肝炎、敗血症、多臓器不全、胎盤機能の低下による流産や早産などを引き起こし、母体死亡や胎児死亡に至ることがあります。

今回の健康危険情報で、「妊婦は、オウム病のハイリスクの可能性があり、妊娠期には鳥類、家畜あるいは飼育動物との不必要な接触は避けるべきである」と注意を呼びかけています。

オウム病は、飼育している鳥類が感染しても、症状が出ないことが多く、鳥類と接する人が、気がつかないうちに感染することがあります。

オウム病の発症者数(報告数)は、ここ5年、毎年、一桁台に止まっていますが、実際は、もっと多くの人が感染している恐れがあります。

医療機関で、他の病気(呼吸器系疾患など)と診断され、オウム病と気づかずに入院、治療を受けている可能性があります。

出典元:「サヤラ福祉ナビ」内 Dr.ヨコヤヤコラム

こちらも2017年の件を踏まえ発表されたようです

う~ん…オウム病は、飼育しているインコが感染していても症状が出ないことが多いんですね

実際は、もっと多くの人が感染している恐れがあります。」と言うところが気になります

この辺が「迷信説」と繋がってるカンジしますね

昔…まだオウム病が周知されていない時代に、鳥を飼っていた妊婦さんが原因不明で亡くなる…というようなことがあったのかもしれませんね

まとめ

上記の事や自分の経験から私が今のところ「オウム病」に対して思っていることをまとめます

正しく怖がる

ケージを清潔にし、インコとは節度あるスキンシップを心得ていれば大丈夫じゃあないのかな~

ケージを清潔にする」というのは毎日毎日ケージを丸洗いする…というレベルではなく、

  • 下に敷いてある紙は毎日交換する
  • 汚れているところがあれば拭く
  • 清潔な水・餌を交換する
  • 掃除をしたら手を洗う
  • 月に1回ケージを丸洗いする

これくらいでOKだと思います

妊娠期間、アロハ君のお世話やケージの掃除は私が全部していましたが特に問題はありませんでした

 

すごく心配性な方から見ると危なく感じるでしょうか?

だけど…車だって食べ物だって…なんならただ歩いてるだけでも100%安全ではありませんよね

なんだってリスクがあります

皆さん、私の為を思ってアドバイス下さったと思うのだけど…

私はオウム病の怖さよりも、ちゃんとした説明がない周りの声の方がストレスでした(汗)

つわりでしんどい時、アロハ君がそばにいてくれただけで癒されました

 

そういえば同様にの糞便から感染する「トキソプラズマ症」もありますね

猫を飼われている方も、妊娠中「妊婦は猫を飼ってはいけない」と言われた事あるのではないでしょうか

こちらは妊娠初期の血液検査でトキソプラズマの抗体があるかどうかを調べた事を覚えています

頭ごなしに「飼ってはいけない」と言われると不安になりますよね

なぜだめなのか、正しい情報・リスクを知ったうえで対策できたら良いですよね

病院で検査する

どうしても心配…と思われる方はクラミジア検査ができる動物病院もあります

保菌していても陰性の結果が出るかもしれないので、定期的な検査になるようです

飼わない選択もあり

妊娠期間中は周りから色々と言われたり、ネットには様々な情報があふれています

どうしても気になる…と思う場合は飼わない選択もありだと思います

妊婦さんが健やかに日々過ごせる環境が一番です

妊娠中にお迎えしなくても、子供が産まれて落ち着いてからでもいいですよね

 

インコとすでに一緒に生活していて気になる場合は…

家族にお世話をお願いするとか少し距離を置いてはいかがでしょう

手放す選択をされるなら…外に逃がすのは絶対にダメです

かわいがってくれる方を探していただきたいです

 

妊娠中でもなく、単に「オウム病」が怖いという方は…

正しく怖がって、インコをお迎えするか止めるかお考え下さい

一つ言えるのは…

インコと一緒に暮らすと大変なこともあるかもしれないけれど、それを凌駕するほどの楽しさがありますよ!

という事です

 

あ、私が妊娠中の事や先生からのアドバイスを細かに覚えているのは10年日記を書いているからです~

意外と続けられる!書いて読んで楽しい「10年日記」を使い倒す方法
15年以上日記を書き続けている私が「10年日記」についてご紹介。日記を書くことのメリットや続けるコツ、オススメの日記帳など。書けば書くほど楽しくなりますよ!

10年日記オススメですよ!

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございます!

ころみ♪でした!

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